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Etsuko Mera - 04 Jun, 2026
ノンエンジニアのClaude Code奮闘記 #5 CLI・VS Code・Cowork——同じClaudeなのに何が違うの?
はじめに こんにちは、広報・制作担当のmeraです。 Claude Codeを使い始めてから約3週間。 インストール、プライバシー設定、ファイル整理、お願いの言い方——と積み上げてきた私は、ある日気づいてしまいました。「あれ……Claude Codeって、使い方が一種類じゃないの?」ターミナル版(CLI)、VS Code拡張、Coworkアプリ。 調べてみると、どれも「Claude Code」と呼ばれているのに、見た目も操作感もまったく違う。 「どれを使えばいいの?」という疑問がずっとあったので、今回は3つを実際に使い比べた結果を、ノンエンジニア目線で正直に書いてみます。この記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。各ツールはアップデートが活発なので、最新の情報は公式ドキュメントでご確認ください。この記事で学べることターミナル(CLI)・VS Code拡張・Coworkの基本的な違い ノンエンジニアの広報・制作担当には、どれが向いているか 3つを使い分けるときの判断基準 私が今どれをメインにしているか、その理由まず:3つの「Claude Code」とは何か 少し整理しておきます。呼び名 何で動く 見た目ターミナル(CLI)版 Macのターミナルアプリ 黒い画面にテキストVS Code拡張 Visual Studio Code(エディタ) コードエディタの中にチャット欄Coworkアプリ Claude専用デスクトップアプリ チャット+タスク管理のGUIどれも「Claudeに指示してファイルを操作してもらう」という本質は同じです。 でも、使い心地は思った以上に違いました。ターミナル(CLI)版:はじめて会ったとき、一番怖かった #1 インストール編で最初に触れたのが、このターミナル版です。 cd ~/Documents/ブログ下書き/ claudeと打つと、ターミナルの中にClaude Codeのチャット画面が現れます。 良かったところ起動が早い。アプリを開く手間がない 「今ここのフォルダで作業したい」というとき、cd してすぐ始められる キーボードだけで完結するので、慣れると速いしんどかったところ文字だけの世界なので、ファイルが実際にどう変わったか視覚的に確認しにくい コピペ操作がちょっとクセがある 何かエラーが出たとき、その意味を解読するのに毎回ひと手間かかる 「ここのファイルを見せながら話したい」ができない私の結論:「ちょっとした作業をパパッとやりたいとき」向け。 慣れると便利だけど、ノンエンジニアが最初から快適に使える環境ではなかった正直なところです。ターミナルに慣れてくると、「あ、Macで文字を打って命令するって、こういう感じか」という体感が身につきます。怖いものじゃない——というのは、使い続けてから言える話でした。VS Code拡張:ファイルを「見ながら」話せる安心感 #3 ダウンロードフォルダ整理編で使ったのがこれです。 VS Codeを開いて、左サイドバー(Activity Bar)のSparkアイコンをクリックするとチャット欄が出てきます。 ファイルツリー(エクスプローラー)は左側に残したまま、Claude Codeをエディタタブとして開くこともできます。 良かったところファイルを「見ながら」話せるので、「このファイル」とか「この行の近く」という指示がしやすい 変更後のファイルをすぐ目で確認できる エラーが起きても、その場で原因を調べながら直してもらいやすい 「コードを書いてもらう」作業には、これが一番しっくりきたしんどかったところそもそもVS Codeに慣れていないと、起動するだけで面食らう 画面がゴチャゴチャして見える(エディタの機能を全部使いこなす必要はないのに) 「ブログ記事を書きたい」だけのときは、オーバースペック感がある私の結論:「ファイルを操作・整理する作業」のとき向け。 特に、何をやっているか目で追いかけたい慎重な作業には最適でした。Coworkアプリ:「対話する」ことに一番向いている Coworkは、Claude専用に作られたデスクトップアプリです。 見た目はチャットアプリに近く、左側にセッション履歴、右側にClaude との会話が表示されます。 初めて開いたとき、「あ、これがいちばん私に合っている」とすぐに感じました。 良かったところ画面がシンプル。「話す」ことに集中できる フォルダを選択して渡すと、その中のファイルを読んでもらえる タスクリストや進捗が見やすく表示される 「記事を書いてほしい」「調べてほしい」「まとめてほしい」という作業が一番やりやすい 選択肢を出して選ばせてくれる(AskUserQuestion的な動き)など、インタラクティブな操作が自然 ターミナルやVS Codeほど「開発者感」がなく、心理的な敷居が低いしんどかったところファイルを細かく操作するような作業は、ターミナルやVS Codeの方が向いている場面もある 「今起動しているフォルダの特定の行を直して」という細かいコード作業は、VS Codeに一歩譲る まだ機能が増えている段階なので、使い方が変わることがある私の結論:「ブログ記事を書く」「調査や要約をしてもらう」「アイデアを整理する」——広報・制作の仕事に一番フィットしていました。Coworkはフォルダへのアクセスを「選んで渡す」方式なので、「どのファイルを見せているか」がわかりやすい。プライバシー面でも、意図しないフォルダを渡してしまうリスクが減りました。3つの使い分け——私が今どうしているか 正直に言うと、今はCoworkをメインに使い、必要なときだけターミナルに戻るという使い方に落ち着きました。作業内容 私が選ぶツール 理由ブログ記事を書く・編集する Cowork 対話がスムーズ、タスク管理が見やすいSNS投稿文を作る Cowork 短文を何案か出してもらうのに向いているファイルを一括整理する VS Code拡張 変更をリアルタイムで目視確認したいちょっとした調査・要約 Cowork 画面がシンプルで集中できる特定のフォルダで素早く作業 ターミナル cd して即起動が速い何かコードらしいものをいじる VS Code拡張 ファイルツリーと見比べながらが安心「これしか使わない」と決めなくていいことがわかってから、気持ちが楽になりました。 道具は用途で選んでいい。「どれから始めればいいか?」という人へ もし今から始めるとしたら、私が勧める順番はこうです。まずCoworkを試す——ハードルが低く、チャット感覚で始められる ファイル整理をしたくなったらVS Code拡張——目で見ながら作業できて安心 速さが欲しくなったらターミナル——慣れてくれば一番素早い#1のインストール編でターミナルから始めたのは、順番として正しかったと思います。 「ターミナルでも動かせる」という自信があると、他のツールを使うときの底力になります。「Coworkが楽だからターミナルは要らない」というわけではありません。ターミナル版を触ったことがある、というだけで、エラーメッセージが出たときの対処力が変わります。怖がらず、一度は使ってみることをおすすめします。まとめClaude Codeには「ターミナル」「VS Code拡張」「Cowork」の3つの入口がある ターミナル:速くて軽い。慣れると強いが、視覚的なフィードバックが少ない VS Code拡張:ファイルを見ながら作業できる。整理・編集作業向き Cowork:チャット感覚。対話・執筆・調査・要約に最も向いている 広報・制作の仕事なら、まずCoworkから試すのがおすすめ 1つに絞らなくていい。用途で使い分けると、どれも活きてくる次回は、使い込むほど愛着が増す「CLAUDE.md」の育て方を書きます。 「最初はざっくり1行しか書いてなかったものが、いつの間にか自分専用の取扱説明書になっていた」という話です。次に読むのがおすすめの記事ノンエンジニアのClaude Code奮闘記 #4 「やって」しか言えなかった私が、細かく頼めるようになるまで ノンエンジニアのClaude Code奮闘記 #6 CLAUDE.mdを育てる——AIへの「自分専用の取扱説明書」のつくり方参考文献・出典Claude Code 公式ドキュメント Cowork モード紹介(Anthropic)