グローバルワークスペースとは?
- 様々な無意識処理からのぼってくる情報を、フレキシブルに保持・処理する神経機構を指す。
グローバルワークスペース理論とは?
- 1980年代に心理学者のバーナード・バースが提唱
- 情報の統合や、選択的注意をもたらすプロセスに注目し、これらのプロセスがグローバル・ワークスペースに関わった結果として、意識が生み出される。
- 人の脳は、脳内の複数の機能(視覚や聴覚、運動や言語など、特定の機能に特化したいくつものモジュール)から構成され、それらを共通の潜在空間を介して接続した結果として、意識が生み出される。意識は、これらの機能間で情報を橋渡しする役割を担っていると言えます。
- 脳内の情報は、皮質の階層を通して選抜される。一部の情報は信号が強められて、他の信号を打ち負かし、おそらく頭頂ー前頭ネットワークの最も高次な処理に進む。
この理論の問題点
- グローバル・ワークスペースに入った情報が、なぜ意識体験という特性を獲得するかは、具体的に説明されていない。